木の語る中世
朝日新聞社
瀬田勝哉
1300円
2000.11.25
目次内容
Ⅰ 伐られる巨樹と山林-開発の時代
巨樹を伐る-『今昔物語集』
山林の開発と山岳寺院
再び巨樹を伐る-『三国伝記』
宣教師が見た山林の景観
■名勝嵐山-法度から見る
Ⅱ 春日山の木が枯れる
春日信仰と木
春日山木枯槁
神護景雲二年の御託宣
春日の神話-時風置文
柿と栗と殖栗連
文暦二年 山木枯槁
青と枯
■春日杉を追って
■檜皮で屋根を葺く
Ⅲ 霊木の行方を探る-長谷寺十一面観音・同木の御衣木
■ あらまほしき村の風景-近江・長谷寺の縁起絵を読む
■ 宝前の棕櫚
Ⅳ 名づけの中の「楠」と「松」
「楠」の名を受ける
「名つけ帳」にみる子どもの名
「松」-文明・文化の木として
「楠」-大地から湧きあがる力
松と楠が拮抗する世界
名づけの近世
参考文献