＊樹木風土記・木と日本人（姫田忠義）

第一章 樹木風土記はじめに樹木ありき ミタケやモリと樹霊信仰 竹と猪と 土佐のひらけはじめの地 伊勢神宮の森 神話と修験道の地･熊野 木地師の故郷･近江 出雲･神話の国の緑 信州諏訪 ｢け｣の国の｢け｣のこと 秋田スギをめぐって ヒバのふるさと･青森県 第二章 樹と日本人 50年にわたる造林の歴史 山国の文化人･相良伸彦さん 山にはいった医師たち 但馬の山の庶民指導者 雪国の夢を育てる教育者 エゾ地をひらく開拓医 貧困と差別とたたかうアイヌの灯 みちのくのひなぶり村長 開発者の末路 上北の野人 アカマツとたたかう不屈の男 薩摩女の気概 夢多き万年青年･進藤辰雄 不死鳥の村長･河合静明 国境の鳥の開拓者 第三章 森林への期待(インタビュ－) 太陽エネルギ－の固定化に期待(川合健二) 工芸的価値に再注目(秋岡芳夫) 大地に秘めたる無限の可能性(丸木長雄) ｢木の文化｣復活のために(小原二郎) 林業と自然保護(中村芳男) はじめに森林ありき(更科源蔵) 山と人間とのきずな(串田孫一) 生態学からみた理想的森林(吉羅竜夫) 田舎は居よいか､住みよいか(若月俊一) 森林皆殺しの中で(本多勝一) 土からの叫びを伝える(宮本常一) 自然は人間の生活舞台･聞き手の独白(姫田忠義)