目次
1章 雀と大工は軒で泣く―鎌倉・室町に花開いた、日本的「美」の曲線(五重塔―美しさの秘密 日本的「美」に、いかに「軒反り」が重要か ほか) 2章 木造建築に秘められた日本人の英知―なぜ古建築は千年の命を持ちえたのか(ヒノキだけではない、古建築の素晴らしさ 礎石と柱―湿気を逃がす工夫 ほか) 3章 「木の文化」は、なぜ衰えつつあるのか―文化財を守る修理、壊す修理(「木を生かす」ための、さまざまな知恵 ずぼらな仕事が横行するようになった理由 ほか) 4章 旅回りの「渡り棟梁」―古き良き“職人の世界”(私の原点―平等院鳳凰堂 紀三井寺で出会った恩師から学んだこと ほか)