世界の森林破壊を追う 緑と人の歴史と未来
石 弘之
朝日新聞社
1200円
2003.04.25発行
ひとくち解説
人間が猿だったころ、宇宙から地表を見ればきっと緑色に見えるだろう。人間が活動する前までは全地表の6割は緑に覆われていた。そして今、全地表森林は減って3割ほどしか残されていない。森林は人の手により、燃料、食料、肥料、資源などの様々な理由で消えている。森林が消える勢いは、10年で日本の国土4倍という猛烈なスピードである。
この本では、世界11カ国の森林破壊の歴史と現状、また理由が紹介されています。そこには、非難されるべき森林の破壊があり、一方で森林の破壊と単純に決め付けられないもどかしい現状もあります。その中で再生への道筋を紹介した本です。
中川大樹
世界の森林破壊を追う 緑と人の歴史と未来