v11.0
環境会議
定価950円 宣伝会議刊
新装刊から2号目、環境会議秋号が発刊の運びとなりました。
春号発売以来、歴史の中や現代において考え抜かれている環境の理念を紹介すると同時に、行政・企業・市民団体・学校などの中で現場の理念や哲学が構築されていくことを願い、編集の使命としています。
秋号では、特集「山川は天下の源」と題し、私たちの生活を支える日本の山(森林)と川の現状を見る企画を掲載します。特に、「森林」項では、放置された森林の整備を誰が担うのか(誰が費用を負担するのか)という観点で、現在地方公共団体で導入が検討されているものの中から、山梨県ミネラルウォーター税、高知県環境税、岡山県水道事業課税型税、の事例を掲載し、日本の森林の現状をあまり知らない読者の方に説明しています。さらに、あまり明るい話のない林業界の中から、速水林業の速水亨氏、そして山縣農場の山縣睦子氏から、森林を育てるということはどういうことなのか、と語っていただきました。いずれも、森林についてあまりよく知らない方を対象とした記事なので、これらの記事に関しては物足りないという方もいらっしゃるかもしれませんが、「環境」をキーワードに幅広い事例を掘り下げて掲載している雑誌なので、他の分野の事例から森林の現場に応用できる部分が多分にあると思います。
ぜひ、お手に取ってご覧になってください。
環境会議