v11.0
森を造る 森と語る
この本の編集者の稲本正氏は、オークヴレッジの代表者でも有り、お椀から建築までの幅広い工芸を展開する一方、植林活動を行い、地球環境における森林生体系の重要性を発言し続けています。
第1章ではC.W.ニコル氏との話の内容を紹介しています。
ニコル氏はエチオピアの野生動物の保護省の管理官、国立公園の創設者で公園長を務めたり、カナダの環境保護局の環境対策官を務めたりの経緯の持ち主で、現在は日本国籍を取得しています。
本の中で、森の達人、東西の森の文化の紹介をしています。
第2章はジャーナリストの筑紫哲也氏とのトークです。
ジャーナリストから見た、日本の官僚とドイツでの違いなどの話で、消えゆく日本の自然と産業の紹介をしています。
第3章は写真家の今森光彦氏との話です。
昆虫や植物の話を通じて、資源としてではなく、生態のからくりとして森を見る事を紹介をしています。
第4章では放送タレントの永六輔氏とのトークです。
カンナの話で、自然と職人の関係を紹介しています。
第5章は大学教授の中村桂子氏との話です。
松下徹