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近未来の木造建物100のイメージ

1992年6月3日から14日まで、ブラジル・リオデジャネイロで開催された地球サミット(*1)は、環境保全と持続可能な開発に焦点を当てた国連会議でした。しかし、当初日本では一部の意識の高い人々にしか関心が寄せられていない問題であったと思います。この会議の内容を調べると、地球の未来がいかに困難であるかが明らかになりましたが、その中で、私たちの仕事である木材には希望があることがわかりました。木材は温暖化防止に役立つ素材であり、二酸化炭素(CO2)を吸収します。また、住宅、家具、道具などの素材としては、鉄やアルミよりもはるかに少ないCO2発生量であり、そのためCO2の発生度合いに基づいて素材の価値を換算するなら、木材は最も経済的な素材となります。

私は講演などで、木材や森林が今後の世界において最も重要な産業資材であることを強調してきました。しかし、これをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、1995年にインターネットの存在と仕組みを知り、これを利用すれば多くの人に情報を伝えることができると考え、ドメインを取得し、サーバーを借り、ホームページを立ち上げました。当時、日本では木材とCO2の関係についてはあまり話題にされていませんでしたが、欧米では既に理解されており、それに基づいた技術的な開発が進んでいました。日本では建築基準法などが存在し、建築家や設計士は長らく木材に興味を持っていなかったため、木材の利用が進まなかった歴史があります。例えば、1970年の日本の万国博覧会では、日本のパビリオンで木材が使用されているのは生活産業館程度であり、海外のパビリオンと比較して、木を信用していないか嫌っているのではないかという印象を受けました。

しかし、木に対する関心の低い日本の役所も、海外からの影響や日本の木材学者などの意見を受け、木材の優位性を認識せざるを得なくなりました。結果として、日本でもようやく木造のビルが建てられるようになりました。

このページでは、近未来の夢として木材の特長を活かした建物などのイメージ写真を100枚集めました。これらの写真はAI画像生成ソフト(AI画像ジェネレーター)を使用して作ったものです。ビル、マンション、一戸建て住宅、商業施設、店舗などのカテゴリに分け、20枚ずつ収めています。PCやタブレットではクリックすると拡大表示され、PCでは横4列から、画面に合わせて3列、2列と変化します。スマートフォンでは1列になります。

AI画像生成ソフトは発展途上ですので、現実では不可能なことも表現されます。でも見ているだけで楽しいです、お楽しみ下さい。

制作 中川勝弘 2024.1

木造ビルディング

*1 「環境と開発に関する国際連合会議(UNCED:United Nations Conference on Environment and Development)」

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