オニモミジ
解説
ムクロジ科カエデ属の落葉高木。学名:Acer diabolicum、鬼紅葉、別名カジカエデ(梶楓)。和名の梶カエデはくわ科のカジノキに葉形が似るため。また、オニモミジは、カエデとしては葉が分厚く果実に剛毛があるため、「鬼」をつけている。
日本固有種で本州、四国、九州の山地にはえる高さ10~20mの落葉高木。雌雄異株。
葉の長さ6~15センチ、葉柄が5~10センチ、ときに褐色の軟毛を密生するが、裏面を残し無毛になる。
花は春、花弁は基部が合生する。前年の枝に花序が側生。果期は7-8月。実は翼がついた果で、長さ2.5-3センチ。
材の用途は机、箱、器具に用いる。公園樹として植栽される。
葉
米国 ニューヨーク植物園 2012年4月28日
樹形
▲▲ 米国 ニューヨーク植物園 2012年4月28日
宇治市植物公園 2012年9月23日
宇治市植物公園 2012年9月23日
表皮
1999年8月 北海道大学植物園