モクレン属の中では大型の種類で。しばしば、「モクレン」と混同され、そう呼ばれることがあります。「コブシ(辛夷)」にもよく似ていますが、コブシはやや花が小さいです。3〜4月、葉に先立って大形で白色の花を咲かせます。 外見は花びらが9枚あるように見えますが、花弁は6枚、萼片が3枚です。 雄しべはたくさんあり、真ん中に雌しべが1本あります。 日が当たると開き、夕方には閉じ、よい香りがします。葉は大形(長さ10~18cm)の倒卵形で、互い違いに生える(互生)です。 葉には短い柄があり先は尖らず、 葉の縁に鋸歯はありません。 質は分厚く、表面は濃い緑色、裏面には脈上に微毛が生えます。花の後にできる実は、袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)です。 属名の「Magnolia」はフランスの植物学者「P. Magnol」の名に因みます。 種小名の「heptapeta」は「七弁の」という意味です。(facebooより)