フウ
解説
フウ(楓)
マンサク科フウ属。落葉高木。 中国中南部、台湾が原産地で、中国から輸入したのは徳川八代将軍吉宗だとされ、1727年に中国から長崎に入ってきたものが江戸城内、上野寛永寺、日光東照宮に植えられたという。高さは日本では20メートル程であるが、40メートルに達する木もある。樹皮は灰褐色で、小さな皮目が多く、樹脂は香りが良く、楓香脂と呼ばれ、漢方に用いられた。葉は互生し、葉身は3中裂する。各裂片は卵状三角形で鋭尖頭、縁には細鋸歯があり、秋に紅葉する。雌雄同株。花は雌雄とも球形で花被がなく、4月頃に葉の展開と同時に開花する。果実は秋、褐色で棘のある球状の集合果が成熟する。
葉
京都府立植物園 2012年5月20日
大阪市立長居植物園 2013年5月19日
樹形
大阪市立長居植物園 2012年5月27日
京都府立植物園 2012年5月20日
▲▲ 大阪市立長居植物園 2012年5月27日
実
京都府立植物園 2012年5月20日
表皮
長居植物園 2023年4月30日
大阪市立長居植物園 2013年1月26日
▲▲ 神戸市立森林植物園 2016年12月18日
西村廣休宅跡のフウ樹 三重県多気郡多気町相可 2021年11月21日