ハナノキ
解説
ハナノキ(花の木)
カエデ科カエデ属。落葉高木。別名はハナカエデという。高さ25メートル、直径は1メートルに達する。日本の固有種であるが、その分布は限定的で、長野県と岐阜県の県境にある恵那山を中心とする半径50キロの範囲内にほぼ分布する。葉は浅く3裂し、秋に紅葉する。雌雄異株。葉の出る前に濃紅色の花がかたまってつく。名の由来は諸説あり、花をつけるものの、実がならないと言うことから来たとの説もあるが、ハナノキが雌雄異株で、雄木については、当てはまるが、おそらくは、早春の花の艶やかさから来ているものと思われる。ハナノキの雄花、雌花とも花弁は退化し、目立たない。それに代わって、ガク片、花糸が深い赤色を呈するため、早春に冬枯れの中で、花が目立つことになる。
樹形
東山植物園 2008年4月12日
▲▲ 神戸市立森林植物園 2003年3月11日
▲▲ 神戸市立森林植物園 2008年11月3日
神戸市立森林植物園 2001年11月18日
飯南高校 2021年11月21日
花
神戸市立森林植物園 2012年4月8日
1983年3月30日
葉
岐阜県恵那郡岩村町 富田ハナノキ自生地
▲▲▲ 2006年9月3日