チョウセンゴヨウ
解説
朝鮮五葉 マツ科マツ属の常緑高木 学名:
Pinus koraiensis 別名ベニマツ、チョウセンマツ、朝鮮松、ヒメコ、ヒメコマツ、レッドパイン、紅松(中国)、海松などと呼ばれている。英名:Kedru mandsuruskii、Korean Pine。
朝鮮半島、中国東北部、ロシアウスリー地方,中国の東北地方,日本では本州・四国に生育していますが、すでに個体数は激減しています。
葉が5本ある五葉松の一種で、寒さに強く、北海道にも植えられている。
樹高20~30メートルm、直径70~100センチぐらいになる。松かさは8~16センチで五葉松の仲間では最も大きい、枝の先に3 ~ 4個がまとまって出来る。その中の種子も大きく食用として採種される。
木材としては、かってはカラマツと共にソ連材として日本に大量に輸入されていました。しかし環境や動物保護のため2010年ワシントン条約に登録されました。量的にあり、大量に流通し、経済価値があり外貨を得ることができるロシアのマツ類としては思い切った指定です。(
WWF資料参考)
材の性質は比重 0.49程度、辺材は黄白色。心材は暗褐色。木理通直で肌目は粗。耐久性が高い。軽軟材。
用途は建築材、建具材、橋梁材、枕木、車両材、船舶材、器具材、楽器材、包装材、彫刻材、パルプ用と高級から低級までの用途に利用されています。また庭園木、盆栽にも。
葉
▲▲ 北海道大学植物園 2014年9月14日
幹
北海道大学植物園 2014年9月14日
樹形
北海道大学植物園 2014年9月14日
表皮
北海道大学植物園 2014年9月14日