コロラドトウヒ
解説
マツ科トウヒ属 学名:
Picea pungens 英語ではBlue spruce、Tiger Spruce、Colorado Spruce、colorado blue spruce、ブルースプルース、カサマツ、プンゲンストウヒ、青トウヒ、アメリカハリモミなどと呼ばれている。米国コロラド州の木に指定されています。colorado blue spruceとして1939年に制定。
常緑針葉樹てせす。原産地と生育地域はアメリカのコロラド州からワイオミング州のロッキー山脈の海抜1800~2400メートル地域。日本では北関東以北の公園やコニファーガーデンなどで植栽されています。
樹高は普通20メートル、大きいもので30メートルに達しますが、公園などに植栽すると15メートル程度となります。成長はかなり遅く、一年で10センチほどしか伸びません。
学名のpungensは「尖った、刺針のある、刺すような」の意味で葉の形状か、あるいは球果が先のとがったハート形をしていることからと思われます。
幹は灰色のうろこ状の樹皮で覆われている。葉は、長さ3cm程度の針状で、花は5~6月に紅紫色の地味な花をつける。その後10月に淡褐色で長さ10センチの球果を枝からつり下げます。
様々な園芸品種が生み出されていますが、枝ぶりが端正で銀青色の葉が美しい「ホプシー」はコニファーの最高峰とされています。モミやドイツトウヒと同様クリスマスツリーとして使われることが多い。
材の用途はしなやかさがあるためバイオリンなどの楽器、また、軽く扱いやすいため建築資材や航空機の部品としても利用されてきました。
ルーマニア
Picea pungens
和名:アメリカハリモミ
アメリカ合衆国
英名:Blue spruce
和名:コロラドトウヒ
葉
ウィーン大学植物園 2015年9月25日
樹形
プラハ カレル大学植物園 2015年9月21日
ウィーン大学植物園 2015年9月25日
幹
ウィーン大学植物園 2015年9月25日
樹皮
ブラハ カレル大学植物園 2015年9月21日
コロラドトウヒ ポプシー
コロラドトウヒ ポプシー 咲くやこの花館 2002年5月5日