キンモクセイ
解説
中木、常緑樹 開花期:9~10月 分布:中国西南部原産、ギンモクセイに比べてキンモクセイが多く植えられ母樹と
思われるが、植物学上はギンモクセイが主でキンモクセイが従となっている。
ギンモクセイの変種で、日本にも遅れて渡来した。
庭木として植栽される中国原産の常緑小高樹、高さ4mよく分枝する葉は長さ5~9cm、革質で裏面が黄味をおびる。
花は秋の9~10月に4つに切れ込んだ小花を群がって咲き、強い芳香性を持つ。雌雄異株であるが日本には雄木ばかりで子房は退化し結実 しない。キンモクセイの仲間には白花のギンモクセイ淡黄色のウスギンモクセイや ニキザキキンモクセイがある。
モクセイは中国の木犀で、木の肌が犀に似ているからだという。散った花を集めて乾燥させたものは酒や茶の香り付けに使い「桂花酒」というモクセイの香りのする酒も輸入されている。
また乾燥花はポプリの材料として利用することもできる。病害は特に目立つものは無い、虫害としてはイボダカ、メイガ類ハマキムシ類ハムシ類による被害がある。
花
富田林市 2009年11月2日
富田林市 2014年9月22日
葉
河内長野市 花の文化園 2012年8月27日
樹形
長居植物園 2022年9月16日
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