クロガキ
解説
カキノキ科。日本、中国と分布する。 木理は精。比重は0.65~0.85。 直径1m。
カキのなかで、一心材に黒色の縞や柄が生じ、部分的には一面黒色となった材を、
とくにクロガキと称して珍重する。なかでも、黒い縞に沿って緑色の縞が見える
ものが最高とされている。 床柱としてクロガキのよい材は、コクタンやシタン
よりも上位のものとされる。油脂分が多く、からぶきしているだけで美しく
光ってくる。 産出量はきわめて少なく、銘木中の銘木。
外見は普通のカキといっしょでまったく区別がつかない。
葉
▲▲ 大阪市立長居植物園 2013年6月30日
くろがきのクツベラ 2006年