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ボセ
Bosse センダン科 学名: Leplaea cedrata アフリカンチェリーとも呼ばれています。アフリカンチェリーはアカテツ科のマコレ(makore; 学名: Tieghemella heckelii;やアカテツ科のモアビ(moabi; 学名: Baillonella toxisperma)も同様に呼ばれているので注意が必要です。ボス、センティッドグアレア(英国)、ブラックグアレア、ホワイトグレア、Aranga(フィリピン)、Guarea、Light Boss、obobonufua(ナイジェリア)などと呼ばれています。
カメルーン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、ガーナ、リベリア、ナイジェリア、シエラレオネ、ウガンダで生育しているが、生息地が喪失されてきている。
この材は戦前にはよく輸入され、その後中断していたが、近年量的には少ないが入荷しているという。
樹高30~50メートル、直径約1メートル超、枝下20メートルにもなる。
環孔材的な散孔材。比重は0.55-0.65。
辺材は白色味、心材は帯紅褐色。外気にさらせば暗色になる。木理は粗、肌理は細かく、堅い。
一般に 木理通直の材は衝撃に弱く裂けやすいが、ボセは木理が通直にもかかわらず割裂に強い。他のアフリカ材と 同様、一般に乾燥が困難で、乾燥時に小割れが入りやすい。 乾燥後は狂いが生じない。加工するとフタバガキ科とカバノキ科の中間のような雰囲気とシダーのような香がある。マホガニーの代用として使われる。1mx10mほどのまったく節のない大きな板が取れる貴重な材です。
用途は屋内用建具、高級キャビネットのパネル、重厚な家具、高級木工品、ろくろ細工、オフィス家具、フローリング、娯楽用ボード、精密工作器械、葉巻ケース、単板、合板など。