マメ科マメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称で、フサアカシア(Acacia dealbata)、ギンヨウアカシア(A. baileyana)。サンカクバアカシア()、モリシマアカシア(A. mearnsii)などがある。世界中に1000種以上が分布しています。日本の公園、街路樹などにあるニセアカシア(Robinia pseudoacacia)はアカシア属ではありません。ハリエンジュというのが正式和名です。
アカシア属の分布地は熱帯地方。直径1~1.5mにも成長する。 材は硬くて粘りと重力感があり、衝撃力や曲げに強い。比重は0.78。 古代エジプトでは家具、作業台などの工具、棺桶などに使われていた。 材の色はあまり美しくないので、装飾材ではなく、装飾を施して用いられることが多い。
アカシアの仲間は、熱帯から亜熱帯の乾燥地に多い。
イギリスでフサアカシアをミモザと呼んだために、日本でもミモザと呼ばれる事もあります。また花屋さんでもギンヨウアカシアをミモザとよんでいます。ややこしくなっています。
∃-ロッバでは、花を溶剤抽出して高級な香料に使います。パルミチンアルデヒド、アニスアルデヒドなどの成分が含まれています。
葉は羽状複葉で小葉が20対近くあります。花は黄色で遠くからでもすぐにわかります。
主なものに
・フサアカシア
オーストラリア原産 2~4月頃に開花期を迎え、万朶のように枝を覆い隠すように黄色い花を咲かせます。
・ギンヨウアカシア
オーストラリア原産で、フサアカシアとよく似ています。フサアカシアと比べて、樹高が低く、枝に毛が生えておらず、花が少し大きいです。樹高6~10mで花は黄色く、葉は銀色をしていることからこの名前がついています。
・サンカクバ・アカシア
オーストラリア原産の、他のアカシアよりも低い常緑低木で樹高2~6m。先が尖った三角形の葉は、裏がシルバー色なのが特徴です。
・モリシマアカシア
オーストラリアやタスマニア島の原産です。樹皮が黒く、春になると黄色の花を咲かせます日本では、緑化樹として植えられています。