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世界の樹木

アルダー(オルダー)

解説
 普通はオルダーと呼ばれる。
Betulaceae(カバノキ科)  別名アメリカハンノキ。
レッドオルダー、RedaIder、oregon alder、Western alder等 樹木 ハンノキの木材で北半球に広く分布し,その木材はヨーロッパとアメリカて需要が高い。 ブラック・オルダーとグレイ・オルダ-はヨーロッパに、レットオルグーはアメリカ西部に産する。 この種の特徴は湿った土地に生育することて,樹高はだいたい中程度,幹は直径30-50cmどまりてある。
以下説明は北米のレッドオルダーの説明をする。
ハンノキ類の、国産が少なくなったのたので、米国からレッドオルダー輸入されるようになったが、 いままでの国産ハンノキとは違った形で、建築材料として使われてきている。 分布産地 北米では西湾岸治いに、アラスカ南部からカリフオルニア南部にわたって分布。 8種が知られているが、直立した幹をもつまたは木材として利用出来るほど大きくなるのは このレッドオルダー種だけである。
日本での同類のものとして、ヤマハンノキなどを含めた ハンノキ類がある。 高さ10~40m,直径 0.4~1.2m。
北米西湾岸には、広葉樹が少ないので、西湾岸の代表的 な樹種である。 木材 日本産のハンノキ頬のそれとほとんど同じである。伐採直後は淡黄色ないし赤褐色で、 目立つほど濃くなく、特徴的ではないが、外気にさらすと鮮やかな橙赤色(オレンジ色、赤色) に変り、後に退色してくる。レッドオルグーの名前は、この色からきている。 肌目は均-で、木理は通直で明瞭、肌目は均一。気乾比重は0.45。やや軽軟だが、粘りがない。 加工性 塗装もしやすく。
接着、釘の保持も良い。つやが出る。

ヨーロッパ産のものはマホガニーとほば同じてある。 乾燥は早く,良好てある。しかしヨーロッパのものはアメリカ産のレッド・オルグーより収縮が大さい。 製材は容易て,カンナが鋭利であれば仕上りもよく,良質のロータリー単板が得られる。 工作としては材の面は平滑で、加工性がよく、仕上げが容易だが、裂けやすい。 強度が必要な箇所、たとえばテーブルの脚には不適。箱物には適している。
欠点は腐りやすいので外部の利用はむつかしい。 用途 米国ではレッド・オルグーはアメリカ太平洋岸て最もよく用いられる広葉樹の市場材て、 広く家具、サッシュ、ドア、細工物などに用いられている。
またヨーロッパてもアメリカでも、 ハンノキはブラシやほうきの背,器具の柄,玩具など,工芸品や小規模工業製品に用いられる ようになってきた。日本ては、建築部材、家具や建具などの芯材として用いられている。
 ヨーロッパ産のハンノキは,広い用途に役立つ良質の合板につくられ、とくにロシアでは カバの供給を補うために用いられる。しかしカバのようなすっきりした外観の白さはない。 また木靴用には伝統的な木材て、義足や義手、紡績工場のローラー、火薬用の木炭の製造など にも用いられてきた。節やこぶのあるものからは装飾用のべニヤが作られる。
切手

Alnus incan
a セイヨウハンノキ/

Alnus glutinosa
Common Alder アルダー

Alnus incana
Crey Alder セイヨウハンノキ
樹形
▲▲ フィンランド カイサニェミ植物園  2017年10月15日
米国ワシントン州 Sky Country Trailhead 2005年10月1日 Walter Siegmund
フィンランド カイサニェミ植物園  2017年10月15日
 
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