ベイヒ
解説
ヒノキ科の常緑高木。針葉樹。 学名:
Chamaecyparis lawsoniana 米檜、ローソンヒノキ、ポートオブシダー、ポートオーフォードとも言われる。ポートオーフォードという長い名前は、オレコン州の地名である。それにしても長い名前で、輸入商社では略してピーオーシーダー(POC)ともいう。
分布は比較的狭く米国オレゴン州とカリフォルニア北西部。
樹高61メートル以上で幹の直径は1.2〜2メートル大きいものでは2.4〜2.7メートル。樹皮は銀褐色で、垂直に溝があり、基部近くの厚さは15〜25 センチもあります。
。木理:精。 比重:0.51。心材は黄白色~淡黄褐色。 辺材は白色~淡黄白色だが、しばしば心辺材の区別がつかないことがある。
材質は国産のヒノキに似て肌目も細かい。 強度はやや劣るが、国産ヒノキが高くなってきたので代用されている。
耐朽・保存性が高い。酸に対する抵抗も大。 加工、乾燥ともに容易。 表面仕上げは良好で、光沢がでる。刺激的な匂いを放ち、酸味がある。
耐久性があるので、それにあった用途に使われる。築全般、家具、船舶、器具、水槽、建具、床板、サッシュなど。
の必要な用途に利用される。日本では、ヒノキを使いたいが予算的に難しい時などにしばしばベイヒが使われている。
ローソンヒノの原生林 Blue Lake trail, Fish Lake, California
フランス ロカンクール 26 August 2007 Photo:Matthieu Sontag, Licence CC-BY-SA.