クワ
解説
ブナ科、常緑高木。
分布地は日本、台湾の中部以南の山地である。
比重は0.87である。
直径は70cmとあまり大きくはないが、高さは約10メートルくらいに達する。
心材は淡紅褐色~紅褐色、辺材は紅色を帯びた淡い黄褐色。
心辺材の区別はやや不明瞭。
弾力性があり、硬くて強いため、加工は困難である。
また、全般的な耐久性は普通ぐらいだが、水湿には強く、狂いも少ない。
なによりも赤色の重厚さは、他の材には見られない素晴らしいものがある。
用途としては器具、特に道具の柄に最高といわれている。
樹形
▲▲ 神戸森林植物園 2012年7月8日
葉
神戸森林植物園 2012年7月8日
左近邸の桑の木 河内長野市滝畑 2021年6月5日