イチョウ
解説
イチョウ科。
落葉高木。庭木として見かけるが、東京・大阪など都市では街路樹としておなじみである。 成長が早く、公害に強いうえ刈り込みに耐える性質から、高さも30-40m、直径5mくらいまで成長する。
樹皮は淡灰褐色で荒く、縦に割れ目ができ、木によって雄と雌に分かれている。 たいへんポピュラーな樹木だが、知られざるドラマもある。イチョウが地球の各地で盛んに見られたのは1億5000年あまり前。 つまり巨大恐竜の時代である。その頃は17属はあったといわれる。 しかし、氷河期がきてほとんどは滅亡し、中国にただ1種が生き伸びた。 それが今日見られるもので、だからイチョウは裸子植物中、イチョウ網・イチョウ科・イチョウ属という植物の大分類から
小分類 を通して、ただ一つの現生する種類だ。原始的な樹種のため、特異な性質がある。一つは幹の太い枝のつけ根
あたりから澱 粉を含んだ乳が出ること。もう一つは種子が葉の上にできる種類があることである。木理はほぼまっすぐで、
加工もしやすく狂いも少ない。 碁盤、将棋盤のほか、算盤珠、まな板などの器具材、漆器木地、天井板などの建築材、家具材に広く使われている。
種子銀杏 は食用以外に、咳止めにも使われ、葉はしおりにするとシミがつかないそうである。
木目
樹形
小石川植物園 2000年8月24日?
葉
神戸森林植物園 2003年11月3日?
花
最も有名なイチョウ 精子発見のイチョウ
▲▲ 小石川植物園 2000年8月24日?
実
通勤途中 2005年10月3日?
▲▲ 大阪市 長居植物園 2014年8月24日
並木道
大阪 御堂筋 2009年12月19日?
大阪 御堂筋 2000年12月20日?
テレカ
この木に関する俳句
いちょう