レモン(檸檬)
解説
レモン(檸檬)
ミカン科ミカン属。常緑低木。原産地はインドヒマラヤ地方、10世紀頃に中国へ、その後アラビア半島に伝わり、12世紀頃にアラビア人からスペインに伝えられた。さらに十字軍の移動によりヨーロッパに広まり、大航海時代にはアメリカやブラジル・アルゼンチンなどへも伝わり、日本には明治時代初めに渡来し、現在は広島、愛媛、熊本などで栽培されている。別名はクエン(枸櫞)という。クエン酸の名はこれに由来する。主な産地は広島、愛媛、主な輸入先はアメリカ、チリ、南アフリカである。高さは3メートルほどになり、枝には棘がある。葉には厚みがあり菱形、もしくは楕円形で縁は鋸歯状。紫色の蕾を付け、白もしくはピンクで強い香りのする5花弁の花を咲かせる。果実はラグビーボール形(紡錘形)で、先端に乳頭と呼ばれる突起がある。最初は緑色をしているが、熟すと黄色になり、ライムにもよく似ている。
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実
▲▲ 河内長野市 花の文化園2013年6月9日
▲▲ 河内長野市 花の文化園2013年12月1日
京都府立植物園 2024年1月201日