1265.イチゴノキ
解説
イチゴノキ
ツツジ科イチゴノキ属。常緑低木。ヨーロッパの南東部から小アジアが原産であり、アイルランドの南西部にも自生していて、氷河期の遺存種だと考えられている。高さ5-12メートルほどになり、幹の直径は80センチになる。葉は濃緑色でつやがあり、長さ5-10センチ、幅2-3センチで長楕円形から披針形で葉柄は短く、縁に鋸歯がある。10-12月ごろ、本年枝の上部の節に壺形の白い花を咲かせる。花冠は直径4-6ミリ、ピンク色や緑色の縁取りがある。果実は1年後に赤く熟し、直径1-2センチ、表面はざらつき、酸味があり食用になる。また庭木として成長させるときは、潅木状にするより主幹になる枝を一つ選び他の萌芽を剪定し続けることが重要である。イチゴノキは水捌けのよい土壌と適度な水量を好む。
葉
花の文化園 20121年12月2日
大阪府河内長野市 花の文化園 2014年8月17日
花
花の文化園 20121年12月2日
実
花の文化園 20113年11月11日