1260.ハウチワカエデ
解説
ハウチワカエデ(羽団扇楓)
カエデ科カエデ属。落葉高木。別名をメイゲツカエデという。日本固有種であり、北海道から本州の低山帯から亜高山帯下部の山地の谷間などに分布する。高さは5-15メートルになる。樹皮は灰青色から帯紫灰青色でなめらかである。葉は対生し、直径7-12センチ、基部は心形で、掌状に浅く9-11裂する。裂片は卵形で先は鋭くとがり、縁には重鋸歯がある。若葉は両面とも白い長毛があるが、のちに裏面の脈の基部以外は無毛となる。5-6月頃、複散房状の花序を有花枝の先端から下垂させる。紅紫色で10-15個つき、雄花と両性花が混生する。萼片は長さ6-7ミリで暗紅色、花弁は萼片より短く淡黄色でそれぞれ5個、雄花の雄蕊は長さ5ミリで8個あり、葯は黄色。両性花の子房には黄白色の軟毛がある。7-9月、翼果で2個の分果からなり、分果の長さは2.5センチの果実をつける。10-11月には紅葉する。
樹形
神戸市立森林植物園 2003年11月3日?
葉
神戸市立森林植物園 2003年11月3日?
神戸市立森林植物園 2003年11月18日?
神戸市立森林植物園 2008年11月3日?
大阪市立大学附属植物園 2012年8月19日"
神戸市立森林植物園 2008年11月3日?
錦織講演 2024年1月11日?