1256.ゴンズイ
解説
ゴンズイ(権瑞)
ミツバウツギ科ゴンズイ属。落葉小高木。別名はクロハゼという。名前の由来は、樹皮の模様(灰緑色で、白褐色の皮目が、縦縞状にある)が魚のゴンズイに似ている、あるいは役に立たないところが似ているなどのことからである。関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾に分布する。高さ3-8メートルになり、葉は奇数羽状複葉が対生する。葉軸は赤みを帯び、2-4対の小葉がつく。小葉は狭卵形で、質はやや厚く、両面無毛。縁には細かい鋸歯がある。5-6月、本年枝の先に長さ15~20cmの円錐花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数つける。花弁と蕚片は5個、ほぼ同形で、ともに平開しない。果実はミカンの房状の袋果で、9-11月には、赤く熟して裂け、中から黒い光沢のある種子が、1-2個現れる。
葉と実
大阪市立大学附属植物園 2001年11月4日
大阪市立大学附属植物園 2007年10月14日
大阪市立大学附属植物園 2005年8月28日
京都府立植物園 2024年1月20日