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世界の樹木

ハイビスカス

解説
ハイビスカス
アオイ科フヨウ属。常緑低木だが、寒さから落葉するときもある。別名、仏桑花、仏桑華という。また、学名は「ヒビスカス」であるが、一般には「ハイビスカス」と呼ばれる。インド洋や太平洋の島々が原産地であり、ハワイに持ち込まれてから広まり、摘んでもなかなかしおれないので 「レイ(花の首飾り)」に使われ、ハワイ州の州花でもある。ネパールでは聖なる花として大切にされている。日本の沖縄への伝来は16世紀頃といわれており日本本土への伝来については江戸時代初期、薩摩藩(現在の鹿児島県)が琉球征伐を行った際、琉球産のハイビスカスを時の将軍、徳川家康に献上したのが最初の記録として残っている。夏に開花し、赤色、黄色やピンク、だいだい色のいかにも南国の花を咲かせる。特徴として、強健で生長が早く、暴風・防潮力にも優れており田畑の防風林として多く植栽されている。沖縄本島南部では後生花と呼ばれ、死者の後生の幸福を願って墓地に植栽する習慣がある。
ハイビスカスのめしべ
大阪市立長居植物園 2013年6月30日

大阪市立大学附属植物園 2011年10月9日
 
▲▲  サイパン 2006年9月17日 
ハイビスカス
大阪市立長居植物園 2013年6月30日
 
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