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世界の樹木

ユキツバキ(雪椿)

解説
ユキツバキ(雪椿)
ツバキ科ツバキ属。常緑低木。別名はオクツバキ、サルイワツバキ、ハイツバキなどという。日本の太平洋側に分布するヤブツバキが、日本の東北地方から北陸地方の日本海側の多雪地帯に適応した変種である。ユキツバキは冬の間、3ヶ月ほど数メートルの雪に覆われて地表に押しつけられた形で過ごし、春に雪解けが始まると倒れていた枝は次第に立ち上がり、花をつける。よって花の時期は地域にもよるが、4-6月で、花弁は薄く、水平に広く開く。高さは1-2メートルほどになり、葉は枝に互生し、短い葉柄があり毛が生えている。(ヤブツバキの葉柄は長く、毛はない)形は楕円形で先端は尖り、縁はヤブツバキに比べて鋸歯が鋭い。ヤブツバキと近接している地域では、両者の中間型を表すユキバタツバキ(雪端椿)がみられる。
新潟県東蒲原郡鹿瀬町 麒麟山のゆきつばき 1980年代 
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