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世界の樹木

1220.バイカウツギ

解説
バイカウツギ(梅花空木)
ユキノシタ科バイカウツギ属。落葉低木。別名サツマウツギという。名前の由来は、梅に似た白い花が咲くためである。16世紀に神聖ローマ帝国の使者オジェール・ギスラン・ド・フズベックによってヨーロッパに紹介され、1597年にはジョン・ジェラードの庭で大量に栽培されていたことが確認されている。現在では南東ヨーロッパや小アジアが原産とされ、国内では本州、四国、九州に分布する。高さ1-2メートルになり、樹皮は灰褐色で縦に裂ける。葉は単葉で対生、広卵形~長卵形て゜、長さ4-12センチ、幅3-5センチで、表面は濃緑色、裏面は淡白緑色で有毛があり、葉縁は細かい不整の鋸歯がある。5-6月頃、枝先に集散花序を出し、純白で清楚な感じのする花を数個つける。 花弁は4枚、花冠の直径は2.5-3センチで、芳香がある。果実は蒴果で、長さ7-9ミリの逆円錐形、種子は褐色である。
樹形
河内長野 花の文化園 2012年6月

神戸森林植物園 2008年7月

枝花
河内長野 花の文化園 2012年6月

バイカウツギの花 バイカウツギの花
▲▲  大阪府 花の文化園 2013年5月6日

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