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世界の樹木

ハナモモ

解説
バラ科サクラ属。落葉低木。原産地は中国。桃の木には、食用の「実モモ」と、花を楽しむ園芸用の品種の「ハナモモ」の2種類がある。ハナモモは、モモの園芸品種で花つきがよいため、花を観賞するために庭木や切花用として、各地で栽植されている。高さ2-3m、枝は直線的にのびて無毛、若枝は粘り気がある。葉は互生。花は春、葉より少し先に開花、花弁は八重咲きで20枚以上ある。濃紅色または純白色の八重咲きの品種が多く、種類が豊富である。観賞用のハナモモとして改良が行われるようになったのは江戸時代に入ってからで、現在の園芸品種の多くも江戸時代のものが多い。サクラの開花前に咲くことが多い。桃の節句(雛祭り)に飾られる。実はなるが小さく、食用には適さない。また、寛仁親王妃信子のお印でもある。
ハナモモの実 ハナモモの実
▲▲ 大阪府河内長野市 花の文化園 2014年8月17日
樹形
小豆島  2005年4月5日

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