イヌビワ
解説
イヌビワ(犬枇杷)
クワ科イチジク属。落葉小高木。別名をイタビ、姫枇杷という。果実がビワに似ていて食べられるが、ビワに比べ不味であることから「イヌビワ」の名がついた。本州関西以西、四国、九州、沖縄の海岸や沿海の山地に自生する。高さは5メートルほどになり、葉は狭い倒卵形から長楕円形、基部は少し心形か丸く、葉質は薄くて草質、表面は滑らかかあるいは短い毛が立っていてざらついている。雌雄異株であり、初夏に花を付けるが、すでにイチジクの果実状で、花は外からは見えない集合花となっている。果実は秋には黒紫色に熟し、食べられる。食感はイチジクによく似ており、小さな種が多数入っている。傷を付けるとイチジク同様に乳液が出る。
葉
▲▲ 長居植物園 2023年4月30日
京都府立植物園 2012年5月20日
河内長野市 花の文化園 2013年9月1日
実
奈良万葉植物園 2003年7月27日
河内長野 花の文化苑 2014年12月12日
実と若葉
大阪市長居植物園 2013年4月14日
樹形
長居植物園 2023年4月30日
幹
千里万国公園2000年5月13日