モクレン
解説
モクレン(木蓮)
モクレン科モクレン属。落葉低木。中国南西部(雲南省、四川省)が原産地であり、庭木、公園樹として中国、日本だけでなく、北米やヨーロッパ諸国で広く栽培されている。移植は困難であり、株分けによって殖やしている。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名がある。またハネズ、モクレンゲと呼ばれることもある。花がランに似ていることから、昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともある。しかしいまでは、ランよりもハスの花
に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになっている。高さ3-5メートルになる。葉は互生で、広卵型、長さ8-10センチで先は尖る。4-5月頃に濃い紅色から桃色の花をつける。花弁は6枚、がくは3枚、雄しべと雌しべは多数が螺旋状につき、上品な強い芳香を放つことから、香水の材料としても使われる。実は赤い。
また、木蓮は地球上で最古の花木といわれており、1億年以上も前からすでに今のような姿であったといわれている。
葉
花
樹形
通勤途中の街路樹 2024年3月28日
・この木に関する俳句
もくれん