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世界の樹木

サワラ

解説
ヒノキ科。日本に分布する。本州は岩手県以南、九州は熊本県以北ですが、四国には 見られない樹種です。最も多いのは、長野、埼玉、岐阜、栃木などの本州中部の山岳 地帯です。木理は精。比重は0.48。直径1m。
心材はくすんだ黄褐色、辺材は白色で、 心辺材の区別は明瞭。肌目はヒノキよりやや粗く、香気も光沢もない。
材質はヒノキより かなり劣る。加工、乾燥ともに容易。耐朽・保存性は中位、ただし水湿には強い。 名前字体も、材質がヒノキより軽くて軟らかく、さっぱりしている。湿地を好むので山向の 川沿いに純林が見られることもあり、日当たりのよい屋根筋に多いヒノキと対照的で、 生育場所で区別できます。経済林としての人工林の他に、園芸品種として改良され たものが庭木の為に植栽されている。
木目
写真
樹形
写真 写真
大阪市立大学附属植物園 2012年4月7日
サワラの葉
大阪府 服部緑地都市緑化植物園 2014年5月11日
樹形
写真
福島県いわき市 沢尻の大ヒノキ(さわら)2004年11月13日
サワラ樹木
大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日
表皮
サワラ樹木
大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日

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