ボダイジュ
解説
ボダイジュ
アオイ科シナノキ属。落葉高木。中国原産であり、日本へは、臨済
宗の開祖栄西が中国から持ち帰ったと伝えられる。高さは10メート
ルほどになる。菩提樹といえば、釈迦がこの木の下で悟りを開いた
として知られるが、釈迦の菩提樹はクワ科のインドボタイジュのこ
とである。中国では熱帯産のインドボタイジュの生育には適さない
ため、葉の形が似ているシナノキ属の本種を菩提樹としたと言わ
れ、また、日本に持ち帰った僧侶の栄西が中国の天台山に行き、そ
こに植えられていた菩提樹を、葉の形がインド菩提樹に似ているこ
とから本物のインド菩提樹だと思って日本に持ち帰り各地の仏教寺
院に植えたといわれている。6-7月頃で小さく淡黄色の目立たない
花を咲かせる。花房の元の部分の苞(ほう)と呼ばれる部分はシナ
ノキによく似ている。
樹形
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葉