ショウキウツギ
解説
ショウキウツギ(鍾馗空木)
スイカズラ科ショウキウツギ属。落葉低木。原産地は中国である。別名をアケボノウツギという。高さ2-3メートルになり、葉は細長い卵形で、対生である。4-5月に枝垂れた長い枝にピンクを帯びた白い花をたくさんつける。花冠は筒状で、内側に淡い橙色の斑が入り、花冠や萼には白い毛が生える。実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)であり、剛毛が生える。また、実に生える剛毛を「鍾馗」様の髭に見立てたのが名の由来である。「鐘馗」は玄宗皇帝が熱病を患った折に夢の中に現れて悪鬼を退治したとされる神で、五月人形にも使われる。
花
大阪府河内長野市 花の文化園 2012年6月3日