カスミザクラ
解説
バラ科 サクラ属。落葉高木。高さ15-25メートルになる。北海道、本州、四国、九州の山地帯に分布する。ヤマザクラに似ているが、同じところでは花期が2週間ほど遅い。名前の由来は、花の咲くようすを霞に例えてである。 樹皮は灰褐色で若枝は黄褐色をしており、葉は単葉で互生、葉身は広倒卵形または倒卵形の長さ8-12センチ、幅5-7センチである。葉の表面は緑色、裏面は光沢ある淡緑色、葉縁は深く鋭い重鋸歯または単鋸歯。 葉柄の上部に1対の蜜腺がある。葉と同時に2~3個の花が散房状に咲き、花は直径2~3cmで白色またはわずかに紅色を帯びている。花弁は5枚。 果実は核果。 球形で黒紫色に熟する。
花
神戸森林植物園 2000年4月30日
表皮
神戸森林植物園 2000年4月30日