ネグンドカエデ
解説
トネリコバノカエデまたはネグンドカエデ 学名:Acer negundo。米国ではAsh-leaved maple、 Box elder, Boxelder maple、英国ではAshleaf mapleと呼ばれている。葉がトネリコ(Ash)に似ている事からついた英名からの訳として、トネリコバノカエデの名が用いられました。
カエデ科カエデ属の落葉中・高木。
北アメリカ太平洋沿岸原産で、アメリカ全土からカナダまで広く分布しています。樹高10~25メートル、幹の太さは30~50センチ。雌雄異株で花期は4月頃黄緑色の花が垂れ下がるように咲きます。落葉樹であるが紅葉はしません。繁殖は挿し木、接ぎ木による。種子は他のカエデ属と同様の翼果。米国では食用とするとか。
欧米や中国北部で古くから街路樹として植栽されています。日本へは明治時代以後入れられました。寒冷地向きで、北海道では街路樹となっている。ヨーロッパでは早くから定着していますが、繁殖力旺盛でパイロット的性質があるので、侵略的植物として注意されている地域もあります。
公園木によく使われ、葉に斑が入った園芸品種(フイリネグンドカエデ)があります。
樹液は、メイプルシロップやメイプルシュガーとして利用される。イタヤカエデよりも甘い。
用材としては柔らかく軽い材質で強度もあまりないため有用とはなりませんでした。
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葉
服部緑地植物園 2014年5月11日
チェコ トロヤプラハ市植物園 2015年9月21日
チェコ カレル大学付属植物園 2015年9月21日
フイリネグンドカエデ 神戸森林植物園 2000年4月30日
樹形
チェコ カレル大学付属植物園 2015年9月21日
チェコ トロヤプラハ市植物園 2015年9月21日
実
▲▲チェコ カレル大学付属植物園 2015年9月21日
花
▲▲万博記念公園植木市 2015年4月8日