アオモジ
解説
クスノキ科ハマビワ属。落葉小高木。高さ3-7mくらいになる。クスノキ科の中では、最も早く3-4月に白っぽい花を咲かせる。クロモジと同様に木の香りがよいことから、爪楊枝などの細工に使われてきた。クロモジが葉と同時に花を付けるのに対
して、アオモジでは花の方が早い。近畿以西、 四国、九州・沖縄の日当たりの良い
ところに分布している。葉は互生し長さ7~15cmの長楕円状披針形。先端は長く鋭く尖る。基部はくさび形で
全縁。裏面は粉白色を帯びる。葉柄は1~2.5cm。また、長崎地方では卒業式の前後に枝先に無数の淡黄色の小花を付けることから卒業花とも呼ばれている。 雌雄異株
で、雄株の方が雌株よりも花が大きくたくさん付つける。
花
神戸市立森林植物園 2000年4月30日
葉
神戸市立森林植物園 2000年4月30日
表皮