カラタネオガタマ
解説
モクレン科モクレン属 学名:
Magnolia figo 唐種招霊。別名トウオガタマ(唐招霊)。名前に唐(トウ)が付いているように、中国から来たオガタマノキという意味です。英名はその香りから、banana shurb、banana tree、port wine magnoliaと呼ばれています。中国では「含笑・含笑花」ですが、これはその香りにいいので思わず笑顔になるという意味でしょうか。
中国東南部原産の常緑低~中木。大きいもので5メートル程度になる。オガタマノキは大木になりますが、カラタネオガタマはあまり大きくなりません。
江戸時代に渡来したと言われ、神社などに植栽されていることが多い。耐寒性がやや弱く、北海道や東北地方では栽培が困難と言われています。
花はモクレン科のなかでは最も小さいですが、4月の終わり頃から咲き始め、バナナに似た強い香りがあります。花びらは厚くクリーム色、フチがほんのり紅紫色を帯びているのが特徴です。花の寿命は短く1~2日で散りますが、次から次へ開花するので、10日前後は楽しめます。。葉の長さは4~8cm。果実は小さく赤い。
樹皮は灰褐色。枝や芽、葉柄などに褐色から黒褐色の立毛が多い。
生垣、庭園、公園、学校などに植栽されています。
花
上4枚 大阪市立長居植物園2013年4月14日
上5枚 大阪市立長居植物園2013年5月19日
実
上5枚 大阪市立長居植物園2013年11月11日
葉
大阪市 長居植物園 2013年1月26日
大阪市大植物園 2013年8月11日
樹形
大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日
上四枚 大阪市立長居植物園2013年1月26日