アズキナシ
解説
バラ科ナナカマド属。学名:
Sorbus alnifolia カタスギとも呼ばれる。落葉中高木。北海道、本州、四国、九州をはじめ、朝鮮半島や中国の低山帯から里山の渓流沿いや林道沿い、林縁などに分布する。名は、秋になると赤い「あずき」のような果実ができることからである。樹高は5~10メートルくらいになる。樹皮は黒褐色で滑らかで、葉は卵形から楕円形、縁には浅い重鋸歯があり、互生する。4-6月ごろ、枝先に複散房花序をだし、白色五弁の花を咲かせる。
散孔材。心辺材の区別なく淡紅色。年輪はほぼ明瞭。材は堅くやや重い。カバ科のアサダに近い雰囲気をもつ。 美しい材だが、量的に少なく、一般市場にはあまり出回らない。
用途は建築・家具材とする。果実は果実酒に利用される。
花
上三枚 大阪府 錦織公園 2013年5月4日?
実
kaigai/20171015Finland-Sorbus_alnifolia-AzukinasiP1200948.jpg
上三枚 フィンランド ヘルシンキ 2017年10月15日
葉
▲▲ 大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日
チェコ プラハ 2015年9月19日
樹形
チェコ プラハ 2015年9月19日
樹皮
▲▲ 大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日