メキシコラクウショウ
解説
メキシコ落羽松 スギ科ヌマスギ属の常緑または半常緑の高木 学名:Taxodium mucronatum
英名Montezuma bald cypress、Montezuma cypress、Ahuehueteなど。
原産地はメキシコ、世界で最も太い木で有名な「トゥーレの木(写真参照)」がメキシコにあります。幹周りが45m。メキシコの国木。通常樹高20メートル、メキシコでは、40メートルまで成長し、幹の直径は 1~3メートルになります。
もともと高地の湿潤地に生育しています。日本では、特に植物園などでは池の傍に植えられています。年間を通して雨が多い気候、または少なくとも夏の降水量が多い気候に適しています。成長も早い。
幹は直立し、樹皮は褐色で縦の裂けめがあり、 枝は横広がりになって下垂する。
葉はらせん状になっていて、基部でねじれて、長さ1~2センチ、幅1~2ミリの 2 つの水平列になります。
果実は直径20ミリ前後の球果である。
メキシコでは公園や庭園で頻繁に栽培されています。
木材は、家の梁や家具に使用されます。昔アステカ族は、その樹脂を痛風、潰瘍、皮膚病、傷、歯痛の治療に使用していました。樹皮から作られた煎じ薬は、利尿剤や通経薬として使用されました。木から採るピッチは、気管支炎の治療法として使用されました。葉は弛緩剤として作用し、かゆみを軽減するのに役立ちました. メキシコの一部の地域では、葉は宗教儀式の際に教会の祭壇を飾るために使用されます.
葉
オーストラリア・メルボルン王立植物園2018年5月1日
オーストラリア・シドニー王立植物園 2018年5月4日
樹形
オーストラリア・メルボルン王立植物園2018年5月1日
上4枚 オーストラリア・シドニー王立植物園 2018年5月4日
幹、表皮
オーストラリア・メルボルン王立植物園2018年5月1日
オーストラリア・シドニー王立植物園 2018年5月4日
世界最大の木 メキシコ