モリンダトウヒ
解説
モリンダ唐檜 マツ科の常緑高木 学名:
Picea smithiana ヒマラヤ トウヒ、モリンダスプルース、ウェストヒマラヤスプルース・West Himalayan spruceと呼ばれています。モリンダという名前は、ネパール語で木の名前のこと。
分布はアフガニスタン北東部、パキスタン北部、インドからネパール中央部まで。標高 2,100~3,600 m の森林で、ヒマラヤスギ、アオマツ、マツと一緒に生育します。
ヒマラヤが原産です。樹高は40~55メートル、大きいものでは60メートルになります。幹の直径が最大 1~2メートル。
垂れ下がった小枝のために、ヨーロッパでは人気のある木です。
樹皮は紫色がかった灰色です。枝は水平に広がり、弓なりに枝垂れます。濃緑色の葉は長い線形で、4稜があります。果実は大きな円錐形で、はじめの紫色から光沢のある茶色に熟します。
葉は針状で、トウヒの中で最も長く、長さ3~5センチ、暗緑色で断面は4面となる。尖らず、握っても痛くない。 球果は、紫色で熟すと茶色になる。トウヒ属では1番大きい。
生育地では産業用として少量の造林をしていますが、ノルウェートウヒに比べて成長が遅いため、本樹種での重要性は低いものです。
樹形
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大阪市大植物園 2000年4月9日
表皮
大阪市大植物園 2000年4月9日