ソシンロウバイ
解説
ロウバイ科 ロウバイ属の落葉低木。学名はChimonanthus praecox var.concolor又はChimonanthus praecox var. lutea。カラウメ(ロウバイのこと)、シロバナロウバイとも呼ばれる。英名はウインタースイート(winter sweet)
中国中部を原産とするロウバイの一品種で、日本には江戸時代初期に中国より入った。
樹高は2~5メートル。葉は卵形で対生し長さ10~15センチの卵形で全縁、先はとがる。
葉の展開に先立って、花径2~3センチくらいの下向きあるいは横向きの花をたくさんつける。花弁は螺旋状にできているが、裏側にある萼と連続していて区別するのは難しい。ロウバイに比べると大きく、スイセンのような強い香りがある。花期は1月~2月で花の少ない時期に咲くので珍重されている。 花の後にできる実はさく果。
「ソシン」は「素心」あるいは「素芯」の意味で、花弁が芯まで同じ色であることを表します。
「ロウバイ」は花弁が見ての通り蝋細工に見えることから。また、花の咲く時期が臘月(ろうげつ)と呼ばれる太陰暦12月の頃だから、臘月の臘の字と梅を併せて「臘梅」と呼ばれるようになった説もあります。
ソシンロウバイは庭木としての利用はロウバイよりも多いです。
地植え、鉢植え、花壇、庭木、記念樹、生垣、切り花、生け花などに利用されている。
葉
福岡市植物園 2009年11月8日?
花
京都府立植物園 2014年1月26日?
▲▲ 大阪市長居植物園 2013年4月14日?
樹形
福岡市植物園 2009年11月8日?
錦織公園 2024年1月11日