ヒイラギナンテン
解説
メギ科ヒイラギナンテン属。常緑低木。江戸時代のはじめに渡来、中国からヒマラヤ、台湾が原産である。 高さは3メートルほど、株立ち状となり、葉はまばらに分かれた枝の先端に、奇数羽状複葉をつけて、独特の樹形となり、葉の形はヒイラギに似て、縁にするどい鋸歯(きょし)を持っている。和風の庭では蹲踞(つくばい)まわりや、根締め、石添え、樹下の裾植えなど、日陰にも強いところから、広く利用されている。常緑で落葉はしないが、冬に赤銅色になる部分があり紅葉のようになる。3-4月ごろ、茎頂から総状花序を数個だし黄色い花を咲かせる。果実は液果で、6-7月に黒紫色に熟し粉白を帯びる。病害では炭そ病が出ることがある。虫害としてはカイガラムシ類による被害がある。
花
葉
2000.4.8
実
樹形