トウジュロ
中国原産、庭木や鉢植にし室内装飾のために栽植する常緑低木。シュロに似るが葉が少し小形で硬く葉先は垂れない。葉柄はやや短い。花は初夏、雌雄異株。花被片6枚、雄花は雄しベ6本、雌花は雌しベ1本があり、果実は帯黄色から青黒色に熟し白い粉が吹き出る。和名は唐から渡来したシュロ、棕櫚(しゅろ)は本来これが本物で、漢名椶櫚。
大正から昭和初期に建てられた文化住宅の庭にはトウジュロが植栽されていることがある。和風の部屋と洋風の推移の間に流行ったものかもしれない。トウジュロは植栽の洋風化のモデルになつたのかもしれない。
花
▲▲▲ 長居植物園 2023年4月30日
樹形
神戸森林植物園 2012年11月4日
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大阪公立大学付属植物園 2023年4月16日