ビヨウヤナギ
解説
未央柳 オトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木 学名:Hypericum monogynum
原産地は中国、中国名は全糸桃、全糸海棠、土達翹など。中国原産だが、古くから栽培されてきたようで、貝原益軒の「花譜(かふ)」(元禄11年1698)に「金錦桃(びようやなぎ)」の名で記述がある
別名に美容柳とあるようにビヨウヤナギと書くのが正しく、ビョウヤナギとも書かれることがあるが植物学的には正しくない。
中国原産。約300年前に日本に渡来した。よく枝分かれして株立ち状になります。古くから庭木や公園樹としてよく植えられ、花材としてもよく用いられる。葉は十字対生する。葉身は披針状楕円形で薄い。冬場の間も落葉せずに残っており、新葉が出ると同時に古い葉が落ちます。
花期は5月末から7月頃で、直径5~7センチ程度の黄色の5枚の花弁のある花を枝先に咲かせる。花弁はくさび形で、特に長い雄蕊が多数つき、筆者は写真を撮るとき近くで見ると小宇宙の天体ように見えます。雄蕊の基部は5つの束になっている。果実は円錐形で、先端に萼片を残します。
枝先がやや垂れ下がり葉がヤナギに似ているので、ヤナギがついているがヤナギの仲間ではありません。
花
通勤途中 2016年5月25日