ヒヨクヒバ
解説
比翼桧葉 ヒノキ科 ヒノキ属の常緑中~高木。学名:Chamaecyparis pisifera var. filifera Beiss. でvar.があるのでChamaecyparis pisifera(サワラ)の変種であることがわかります。しかしChamaecyparis pisifera cv. Filiferaになっていれば cv.は栽培品種なのでサワラの園芸品種ということになります。ややこしいですね。
糸檜葉・糸桧葉・糸比婆(イトヒバ)、スイリュウヒバ、シダレヒバ、エンコウヒバ樹高は3~20メートル。大きな木では直径2メートルほどになる
比翼比翼とは鳥のペアが仲良く枝に並んで翼を重ねている状態を表し、葉が重なり合う様子から名前がついた。檜葉(ヒバ)というのは、クジャクヒバ、シノブヒバ、チヤボヒバなどヒノキ科の園芸植物の総称であり、木材・林業業界ではヒノキアスナロのことですのでややこしい。
ヒノキの園芸品種の垂柳檜葉(スイリュウヒバ)もイトヒバと呼ばれ、混同されるが、ヒノキと同じように葉先が丸みを帯びているため、触れても痛くないが、ヒヨクヒバはつかむと、痛い。庭木として広く普及しているのは本種。 冬には黄色が薄くなるが、一年中黄金色の鮮やかな葉色が楽しめます。
葉
韓国・済州島 2004年9月26日
▲▲ 長居植物園 2023年4月30日
樹形
韓国・済州島 2004年9月26日
表皮
▲▲ 長居植物園 2023年4月30日
幹
▲▲ 長居植物園 2023年4月30日