ブータンマツ(ヒマラヤゴヨウ)
解説
マツ科マツ属 常緑高木 学名:Pinus wallichiana 又はPinus griffithii 別名ブータンマツ、ボタマツ、ヒマラヤゴヨウ、喜馬拉邪五葉、英名Himalayan blue pine、Blue pine、 Himalayan white pine。
アフガニスタン東部からパキスタン北部、インド北西部、中国南西部の雲南省まで、ヒマラヤ山脈、カラコルム山脈、ヒンドゥークシュ山脈に自生する針葉樹です。標高1200〜4300mの山間の谷間に生育し、樹高30〜50メートルに達します。冬は乾燥し、夏は雨が多い温暖な気候に適しています。
葉は5枚の針葉で、長さは12〜18センチで柔軟。しばしば優雅に垂れ下がります。
樹皮は暗い灰色で、樹齢を重ねると裂け目ができて剥離する。
また、大気汚染に対する耐性が比較的高く、他の針葉樹よりも耐性が高いことでも評価されています。日本ではごく稀に公園や植物園に植栽されるのみで、庭木としてはあまり普及していない。
木材は適度に硬く、樹脂を含み耐久性があります。良い薪ですが、刺激的な樹脂のような煙を放ちます。材は建材や器具材として使われる。
葉
北海道大学植物園 1999年8月13日
実
ニューヨーク植物園 2012年5月2日
枝・葉
オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
樹形
オーストリア ウィーン大学植物園 2015年9月25日
北海道大学植物園 1999年8月13日