ラワン
解説
英名はフィリピンマホガニーと呼ばれいいます。フタバガキ科。この科の材の重さ・硬さが中庸から軽軟なものの総称名です。
マレーシア・インドネシアではメランチ、サバでセラヤというものがラワンと呼ばれている樹種になります。
これらは東南アジアの熱帯降雨林の最も主要な樹種で、きわめて多数の種類が含まれます。
散孔材。年輪は見られません、フタバガキ科の性質として垂直の樹脂道を多く持ちます。
心材は淡灰褐色から紅褐色にわたります、材色により便宜的に三グループに分けられています。
赤ラワン類にはタンギール、レッドラワン、マヤピス、アルモンなど、白ラワン類にはホワイトラワン、バグチカンなど、黄ラワン類にはマンガシノロなど(以上すべてフィリピン名)が含まれる。肌目は一般に粗く、木理が交走して材面にリボン杢が出るものがあります。耐朽性はふつう高くありません、そのため屋外での使用は誤っています。辺材部分はヒラタキクイムシの食害が著しいです。
かっては輸入南洋材のうち最も多く、建築、家具、器具、車両、船舶、合板など広く用いられました。
わが国の合板用材の最も主要なものでした。パーティクルボード、ファイバーボードなどの原料として大きい部分を占めている。
マレーシア林業試験場にて 1970年
白ラワン(バクチカン) 1970年
その板根(ばんこん)マレーシア林業試験場にて
各種のラワン
Shorea longisperma Yellow Meranti マレーシア 2009年11月12日
▲▲ Shorea maxima Yellow Meranti マレーシア 2009年11月12日
Shorea platycarpa Light Red Meranti マレーシア 2009年11月12日
Shorea macrophylla Red Maranti サラワク 2010年9月3日
▲▲ Shorea_leprosula RedMeranti インドネシア 2017年10月31日
▲▲ 手前のものShorea leprosula Light Red Meranti 奥の木はFicus albpila インドネシア 2008年9月24日
Shorea leprosula Light Red Meranti シンガポール 2008年5月18日
Shorea_smithiana Light Red Merant マレーシア 2009年11月12日
Shorea_gratissima White Meranti シンガポール 2008年5月18日
Shorea bentongensis White Merant シンガポール 2008年5月18日
Shorea_roxburghii White Meranti タイ 2008年10月16日
Shorea bracteolata White Meranti マレーシア 2009年11月12日
Shorea dasyphylla Meranti Batu マレーシア 2009年11月12日