エゾノコリンゴ
解説
本州中部以北、北海道、シベリア、中国東北部、朝鮮半島からサハリン、千島に分布する。
高さ6mくらいになる高木。樹皮は暗灰色。若枝は暗紫褐色。冬芽は卵形。葉は互生し
長さ4~7cm、幅1.5~4cmくらい。若葉は両面に絹状の毛を密生するが、成葉は無毛、
裏面は淡緑色となる。開花は初夏で白色。5個ほどの花をつけた無柄の散形または集散
花序を葉のある短い枝の先に出す。アイヌの人たちは花が多く咲く年は鮭が豊富に
なるという目安基準を持っている。
また、アイヌが決闘用の急ごしらえの棍棒を作るときに利用する。
果実は食用になる
葉
Chhe 12 July 2009