タガヤサン
解説
マメ科。常緑高木。インドからインドシナが原産と考えられるが、東南アジアに広く植裁されている。
漢字は鉄刀木と書く。環孔性散孔材。高さ15m。直径50cm。木理は粗。比重は0.80。
心材は暗色~黒色で黄褐色の条斑があり、材の柾目面にのみタガヤサンらしい個性の強い斑様を
見ることができる。辺材はほぼ白色で軟らかく、心辺材の区別は明瞭。材質は緻密だが肌目は粗い。
槻して強くて硬く、かつ粘りがある材。ただし辺材は弱く軟らかい。心材の耐朽・保存性は高く、
切削・加工は困難。皮膚を冒す暗粉状物質が含まれているので要注意。割裂、乾燥も困難。
表面仕上げは良好で、磨けば光沢が出る。シタン、コクタンとともに唐木の代表格。南方地域では 街路樹に多く用いられている。
チェンマイ シリキット王妃植物園 2008年10月16日
京都府立植物園 2007年2月3日